「私がまだ会社勤めをしていた頃ですが、久々に店
に寄ると父と東郷さん話していて、父が紹介してく
れたのですがさすがに緊張しました。東郷さんは
何か、豪傑といった風でした。」
そして店内の木彫画の8割を占めるのが池野禎春氏に
よるものである。「日展の審査員までつとめた方なん
ですが、じつは父の釣り友達なんです。戦後の、旅行
もままならない時代からフランスに渡り、西洋風な
モチーフの修行をしたそうです。2階のひまわりの
木彫画は力強くて好きな作品ですね。」
「ソワレ」(夕暮れ・夜会)という店名は、当時フラ
ンスに詳しかった池野氏に挙げて貰った、幾つかの
言葉の中から選んだものだそうである。
「店内のブルーの照明は色彩専門家の上村六郎先生
からアドバイスをいただきました。」
店の前には一つの歌を彫った石版が飾られているが、
この歌は上村氏の友人である歌人、吉井勇氏によるも
のである。
「珈琲の香にむせひたるゆうへより
ゆめみるひととなりにけらしな」
「ソワレではBGMがながれていませんが、私はお客様の
会話が最高のBGMだと思っています。そして店内を見て
楽しんで頂けたらと思います。またよかったら東郷青児
の絵を使ったレギュラーカードや季節ごとの季節カード
も無料で用意していますのでお持ち帰りになって楽しん
でいただけたらと思っています。」
魅力的な人の周りには魅力的な人が集まる。そんな風に
してモダンな嗜好を持った男達が自然に集まりソワレ
ができて、それに魅かれてお客さんも自然に集まるんだ
なと、ソワレの魅力がまた一つ増えました。
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 ◆ ひまわりの木彫画 ◆
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