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★★★ 町家めぐり ★★★ 2004/1/28

町家COM
京町家
 それは京都の気候、風土、そして人と人の関係を
 大切に考えた京都人の智恵の結晶
 このコーナーでは、そんな京町家を、うまく活用して
 商いをしておられる所を、ご紹介していきたいと思います。

 今回、取材に伺ったのは、骨董・修理の「COM」。
 京都にこだわり、古き良き物次の世代へつなげて
 いこうとする、こちらのお店をご覧下さい。

>>町家オーナーへインタビューのコーナーはこちら!<<
>>きょうの町家ワンポイントのコーナーはこちら!<<

★ 町家オーナーへインタビュー ★

'古い生活用品を修理して、新しい世代の人たちへ
そのまま使える生活用品として受け渡せるような役割を果たしたい。'
というコンセプトの、こちらのお店、骨董・修理の「COM」。
オーナーはまだ、若くてどこにでもいそうなお兄さんといった感じの方です。
でも、今まで、プランニングライターとして活動しておられたり、文化財の修復・複製の制作をして おられたりと、経験値はかなりのものです。お話を伺ってみると・・・

町家
看板

町家
外国人も思わず足を止めます。

「この町家は最初、かなり大変な状態で購入しました。」
「1階から改装して、徐々に広げていってます。今は、2階の奥を改装中です」
文化財を修復するだけの腕前だけあって、どこが修復部分でどこが元の部分か
レポーターには区別が付きません。でも、町家の雰囲気をそのままにしているのは、
京都へのこだわり?
「今まで、コンセプトが面白いので、大阪や東京に出店しないか?というお話も
ありました」
「でも、京都人ですから、京都にしかないものを作り上げたかったんです。」
「だから、京都にこだわり、町家を購入して、お店をつくりました。」
「実は、第2弾も考えているんです。」
そっ、それは何ですか?
「ふっふっふ、企業秘密です(^^)。」
何か、凄いことを計画されてるみたいです・・・

町家
陶器類

町家
町家に良く合う照明
町家
階段箪笥

町家
修理済みの水屋箪笥

「骨董だけだとどうしてもこの先、行き詰まる気がするんです。」
「右から、左へ受け渡すだけの仕事ではなく、修理という作業が必要になってくるんです。」
「修理をすることで、普通に生活の中で使える家具・道具としての価値が出てきます。」
「家具や道具は使ってなんぼのものですから・・・」

町家
ガラス器類

町家
ガラス器類2

「よくバックパックを背負ってヨーロッパへ旅行に出かけることがあります。」
相当、活動的ですね。
「あちらでは、古いものを修理して、次の世代へ伝えるということがごくごく当たり前の事として
行われています。」
「日本でも、昔はさかんに行われていたのですが、一時、疎かになっていました。」
「でも、最近になってようやくまた、注目を浴びてきました。」
なるほど、「COM」は、それをするためのお客様との受け渡し地点なわけですね。

町家
二階の窓から

町家
なつかしの黒電話

「今では、雑誌等をご覧になられて、全国からお客さんが来られます。」
「うちぐらいの値段でこれだけの仕事をしている所が他に無いですから・・・」
全国から!いっぱい注文来るでしょう?
「ですから、いつも、納期と工房SATFFの職人としてのこだわりがせめぎあってるんです。」
「昔の人は、たいがい、いい仕事をしているものですから、それをそのまま時間を
かけてでも修復したいという気持ちと」
「次の注文もあるので、納期を守らなければいけないという気持ち。」
なるほど、編集部の状況によく似ています・・・
締め切りを守らなければならないという気持ちと、
もうちょっと書き加えたいなという気持ち・・・

町家
パッとシャンデリア

町家
インテリア

ところで、'COM'とどうして名前をつけられたのですか?
「'COM'とは、漢字で書くと実は'古夢'」
「古いものを修理して新しい世代に伝えるためにこの名前をつけました。」
なるほど、夢を託されてるわけですね。

町家
籐製の椅子

町家
ドクタースラ○プ ア○レちゃんまで・・・

町家の雰囲気を残しつつ、大胆に改装しているお店'COM' 京都文化博物館の隣にあり、修理だけでなく、お店作りにも、技ありを連発しているお店でした。
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★ きょうの町家ワンポイント ★
このコーナーでは、本日、取材に伺った町家の特徴のワンポイントをご紹介してまいります。

町家
総二階

町家のタイプの一種
明治末期〜大正時代に建てられた総二階建て
二階の窓は木枠にガラスがはめ込まれています。
今回、取材に伺った町家がこのタイプ。
ちなみに他には、中二階などのタイプがあります。
町家
中二階

総二階と異なるタイプが、中二階。
江戸初期〜明治後期に建てられた二階建てです。
天井が低く、虫小窓の付いた二階・
厨子(つし)二階」が特徴
中二階は、建築規制がその時代にあったために
つくられたそうです。

町家
階段箪笥

階段の下を利用する為に、発案された箪笥です。
建物の階段に合わせて作られたので、高さ、奥行、
巾等の大型な物、傾斜のきつい物、段、段が一定で
無い物や両面が使える物もありました。
家の狭い町家や土蔵の階段の下によく
使われています。
(地域によっては箱箪笥とも呼びます。)
日本独特の形で、外国人によく好まれます。

町家
水屋箪笥

水屋とは本来、茶室の隅にある茶器などを洗ったり
置いたりする場所のことです。
それが転じて、台所に置いた食器や食べ物などを、
入れる箪笥を水屋箪笥と呼ぶようになったようです。
京都は、水屋箪笥に優れたものが多いそうです。

アクセス方法
 ・JR・近鉄「京都駅」から地下鉄へ
 ・地下鉄「烏丸御池駅」下車、徒歩3分
 ・阪急「烏丸駅」下車、徒歩7分
 ・市バス「堺町御池」下車、徒歩2分
★住所:京都市中京区三条高倉上がる
    京都市文化博物館前
 TEL :075-254-7536
地図
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★取材協力  取材に協力していただいた皆様
★取材・制作・編集・写真        釣田 寿一
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